技術エレベーター運転制御装置
技術エレベーター運転制御装置
【目的】混雑階発生時、その混雑階の多量な交通需要に対して集中的にサービスし、早期に上記混雑を解消するエレベーター運転制御装置を提供することにある。【構成】2台並設したエレベーターにおいて、エレベーターの交通需要を学習する手段と、その学習結果から混雑階を検出し、その混雑階に2台のエレベーターを割当てる手段と、上記学習結果...
公開日:1994/03/15 出願人:株式会社日立製作... 発明者:山上雅史 米田健治 公開番号:1994-072645 号
※この項目の情報は公開日時点(1994年3月15日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります
背景
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従来、2台のエレベーターを並設し、1台のエレベーターを所定階以外の階に待機させる運転制御においては、各エレベーターを関連付けて運転することにより、能率的にエレベーターを制御することが考えられている。例えば、1台のエレベーターを出発基準階に待機させ、他方のエレベーターを乗り捨てられた階、もしくは上層基準階(分散階)に待機させることにより、呼びに対するサービスを向上させている。また、1日の交通需要状態は、例えば、ホール呼びがバランスしているとき、ホール呼びが閑散なとき、一方向のホール呼びが多く発生しているとき等のように、著しく変化する。このような時々刻々と変化する交通需要に対しても、平均的に支障なくエレベーターを制御することができる。一方、なんらかの理由により特定階床において、利用客が殺到し、その特定階床において満員、積み残し等が生じた場合、エレベーターの運転制御上好ましくない現象が生じる。例えば、出勤時の出発基準階、昼食時の食堂階の混雑時等がそれである。上記混雑を解消する為に、特開昭52ー11553号公報には、任意の階床においてエレベーターが満員で出発したことを常時検出し、満員で出発した階床にエレベーターを2台呼び寄せる技術が記載されている。
概要
混雑階発生時、その混雑階の多量な交通需要に対して集中的にサービスし、早期に上記混雑を解消するエレベーター運転制御装置を提供することにある。
2台並設したエレベーターにおいて、エレベーターの交通需要を学習する手段と、その学習結果から混雑階を検出し、その混雑階に2台のエレベーターを割当てる手段と、上記学習結果と利用客の待ち時間から通過階を検出する手段と、上記通過階にエレベーターが通過することを報知する手段を設ける。これにより、各階のホール呼びから交通需要を学習し、この学習による混雑階の予測が可能となり、任意の階に発生した混雑に迅速に対応でき、混雑を早期に解消する。
ホール呼びのみの情報で、交通需要の学習、待ち時間演算等を行うので、高価な装置を使うことなく、安価に、目的を達成することが可能である。
目的
上記公知例によると、ある階床をエレベーターが満員で出発したという情報のみで、上記満員出発階を混雑階と判断し、エレベーターを2台上記混雑階に呼び寄せるので、他階床のホール呼へのサービスが低下するという現象が発生する。また、デパートやホテルの食堂階やロビー階においては、混雑時に10〜15秒程度の短時間にホール呼が何度も発生するという現象が生じたり、食堂階やロビー階のような特定の階でなくても、ビルの用途によっては、周期的に混雑が発生する階が生じたりした場合に、エレベーターの輸送能力や2台のエレベーターを関連付けて制御するという運転制御方式の性格上、以上のような混雑を早期に解消する手段が無い為、利用客をホールに積み残したり、長時間待たせるという不具合が発生することがあった。本発明は、上述した従来の不具合を顧みて成されたものであり、その目的とするところは、混雑階発生時、その混雑階の多量な交通需要に対して集中的にサービスし、早期に上記混雑を解消する手段を備えたエレベーター運転制御装置を提供することにある。
技術者 開発者
山上雅史 米田健治
効果
実績
技術文献被引用数 0件 牽制数 1件
この技術が所属する分野
( 分野番号表示ON )※整理標準化データをもとに当社作成
エレベータ制御
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